アメニティ
この概念は、快適な環境なアメニティは魅力のある環境を意味している。
一九世紀後半にイギリスにおいて環境行政や都市計画の分野で提唱されるようになった思想である。
すなわち、都市計画を進める場合には、基本的には快適で魅力のある環境づくりを前提とするものである。
日本でこの言葉が最初に用いられたのは、昭和三七年の厚生省の「新産業都市における生活環境の造成」のなかである。石塚孝一氏によるとこの時にはあまり注目されなかったが、経済開発の進むなかで環境破壊が著しくなり、地域生活に多くの深刻な問題-典型は公害-が惹起されるようになった段階で、五二年にOECDが「日本は公害との闘いで戦果をあげたが、環境の質を高める戦争ではまだ勝利をおさめていない」と指摘したことによって、アメニティが重要な課題として提起されるようになった。
だが現実にはまだまだ不十分である。